配筋図 | 鉄筋の直径、寸法、位置などを表した図面。 |
排泥管(デリバリ)の管内流速 | 砕石などが配管内を上昇するのに必要な流速は、砕石が水中を落下する速度の2倍程度が必要。一般的なリバース工法の排泥管の管内流速は、経験的に3m/s程度で、揚水量は6m3/min程度となる。 |
パイピング | ケーシングチューブ外面と周辺地盤との隙間が水みちとなり、砂が水と共に流出すること。 |
場所打杭工(リバース工)A工法 | クローラクレーン2台による施工が標準。 |
場所打杭工(リバース工)B工法 | クローラクレーン1台による施工。作業面積、障害物等により2台のクレーンを常時使用できない場合。 |
場所打ちコンクリート杭 | 打込み杭のように杭を設置する個所の土を下方や側方に押しのけて杭を構築する排土杭と異なり、杭体とほぼ等しい体積の土砂をあらかじめ取り除いてからその部分に構築する杭である。 |
場所打ちコンクリート杭の分類 | 掘削工法は機械で掘削するか、人力で掘削するかに分けられ、さらに機械掘削工法は、使用する掘削機により3タイプ(リバース、オールケーシング、アースドリル)に、また掘削形状により拡底杭工法、壁杭工法などにも分類できる。 |
パワーケーシングジャッキ | リバース工法において、スタンドパイプの圧入、引抜きに使用する。汎用径は800mm~4000mm。圧入反力として40t~80tのウエイトを使用する。 |
ハンマクラウン | ハンマグラブのシェルを解放するとき一時的にハンマグラブを保持するもの。 |
ハンマグラブ | 上・下部本体、ヘッド、シェルからなり、ハンマークラウンとの組み合わせにより1本のワイヤーロープで鋼管内の掘削、排土作業ができる。 |
被圧地下水 | 自由水面を有しない地下水。粘土層に挟まれた帯水層内の地下水などによく見られる。静水圧よりも高い圧力を受けている地下水。 |
ヒーピング現象 | 軟弱な粘性土を掘削する場合、ケーシングチューブ内などで掘削底面がふくれ上がる現象。 |
比重測定器 | マッドバランスや浮秤による直読式がある。安定液比重が1.10未満の場合は、浮秤で十分な精度が得られる。 |
ビット・リバース | 土質や杭径の条件に応じて選定する。一般的に三翼・四翼ビットが使用され、硬岩用にはローラビットがある。 |
プランジャ | トレミを使用してコンクリートを孔内に打込む時に使用する。トレミ内をスムーズに通過できコンクリートと孔内水をトレミ最下端まで分け続ける形状と材質が要求される。 現在使用されている物は、プラスチック製が多い。 |
伏流水 | 流速が3m/minを超えると打ち込んだコンクリート中のセメント分が流出することがあるとされている。 |
分散剤 | 安定液用分散剤には、有機系と無機系分散剤がある。有機系分散剤を使用することにより、粘性の上昇を抑え、分散効果を高めることができる。 |
ベッセル | 掘削土砂を仮受けするための、3m3程度の鋼製の箱。場所打ち杭工法で多く使用される。 |
変質防止剤 | バクテリアにより影響を受けるCMC主体の安定液は、変質防止剤を添加してバクテリアの増殖を抑制する。炭酸ソーダや苛性ソーダなどのアルカリ剤を併用すると、長期間変質防止効果が得られる。 |
ベントナイト | 水を吸収して著しく膨張する微細な粘土。海底に堆積した火山灰の続性変質作用、またはガラス質流紋岩の熱水変質作用によって生成した弱アルカリ性の粘土岩。主にモンモリロナイトによって構成されている。品質は産地によって変動し、大別するとNa系主体(山形産)とCa系主体(群馬産、新潟産)がある。ベントナイト系安定液にはNa系を、CMC系安定液にはCa系を使用するのが一般的。 |
ベントナイトミキサ | ベントナイト(粉体)と水を混ぜる装置で回転式とジェット式がある。作業能率は回転式<ジェット式。 |
ボイリング・浸透圧による | 先端時盤面付近の砂質土層において上向きの浸透水圧が砂の水中単位体積重量以上になり、砂が水とともに噴出すること。 |
ボイリング・被圧地下水による | 不透水層下の被圧された砂質土層において、不透水層となっている粘性土を掘削することにより、砂が水とともに瞬間的に噴出すること。 |
補強材 | 鉄筋かごの形状保持と吊り起こし部の補強、および挿入時の変形防止のため、主筋の内側(または外側)に取り付ける。補強材には、異形棒鋼・平鋼が使用され、杭径φ2000mm以上の杭では形鋼が使用されることが多い。 |
ホッパー | コンクリート等を仮受けし、下方へ流し出すために使うじょうご形の装置。 |